2011年1月17日月曜日

Postdoc program

National Science Foundation (NSF, http://www.nsf.gov/) のCEDAR, GEM, SHINE各プログラム共同で行われていたポスドクプログラム。
http://www.nsf.gov/pubs/2006/nsf06584/nsf06584.htm
ポスドクを雇うための費用を提供するプログラムで、大学や研究所の研究者が応募できる。今年はうちのグループに興味を持ってくれている優秀な学生がいるので、彼を雇うためにこのプログラムにプロポーザルを投稿しようと考えていたのだが、、、。

なんと今年からこのプログラムが終了し、新たなプログラムに変更された。ポスドク候補者自身がNSFにプロポーザルを投稿する形になった。
http://www.nsf.gov/pubs/2011/nsf11521/nsf11521.htm

予算をポスドク雇用のための使うことに変わりはないので、本質的には大きな変更はない。だが、この変更によってポスドク候補者の資格が「アメリカ国民、あるいはグリーンカード保持者」に限られた。NSFのプログラムに対して、アメリカ国内の研究者が大学や研究所を通して申請するのではなく、サポートを受ける本人が直接応募する形を取る場合は、応募者はアメリカ国民あるいはグリーンカード保持者に限られるという規則があるらしい。

一方、昨年までの方法では、予算申請および配分を大学や研究所を通して行うため、応募する研究者はアメリカ国内の研究所あるいは大学で雇用されていれば良く(外国人でも可)、ポスドク候補者の国籍も問われなかった。

結果的に「アメリカで研究をするポスドクのための予算」から「アメリカ国民あるいはグリーンカード保持者がアメリカでポスドクをするための予算」に変わったことで、極端な言い方をすると外国人排除と言える。景気対策として基礎研究開発に追加予算を組み込むアメリカでさえ懐事情は苦しいわけで、少ない予算をできる限り米国民に行き渡るようにするというのは、当然と言えば当然の方針だろう。だが、外国人を雇おうとしていた我がグループとしては、戦わずしてチャンスを1つ失ったわけで、残念。。。

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